香水の原料

香水の原料である香料は、およそ数千種類以上あるといわれています。この数多くの香料を絶妙なバランスで組み合わせ、香水をつくっていくのです。

香料には天然香料と単品香料というものがあります。天然香料は植物性のものと、動物性のものがあります。植物性は、ローズやジャスミン、ラベンダー、カモミールなどの花や葉、オレンジやグレープフルーツなど柑橘類の果実、果皮、サンダルウッドなどの樹脂といったような植物から抽出できる、自然の恵みからいただく貴重なものです。動物性のものは、麝香鹿(ジャコウシカ)、麝香猫(ジャコウネコ)、ビーバー、マッコウ鯨などの動物から抽出する成分です。植物から抽出する方法は香水が開発された頃から用いられています。自然のものだけを精製したものであり、自然な香りを生み出します。天然香料はそれぞれ溶解度が違うために、様々な方法で抽出されます。柑橘系だったら果皮を押しつぶす圧搾法、ほかにも水蒸気蒸留法、吸着吸収法、冷浸法、温浸法の5種類があります。こうして抽出された天然香料は、現代ではとても広がっているアロマテラピーとしても用いられるように、人間の体に作用するものです。心理的、生理的、薬用など、さまざまな効果があります。

単品香料は化学物質でできており、単品香料の中にもハッカやメントールなど、天然香料から主成分だけを抽出した合成香料と、油脂や石油などを用いた単離香料の2種類があります。この単品香料によって、天然香料では表現しきれなかった香りを生み出すことができるようになったために、香りの幅がぐんと広がりました。また、天然成分よりも原価がかからないために、天然香料と同じような香りをリーズナブルに作りだすことができます。

手に入りにくい天然香料の香りも、単品香料によって再現することができるのです。

香水はこれらの香料とアルコール、そして蒸留水を調合して作られます。アルコールや蒸留水に対して溶かした香料の割合を賦香率といって、この賦香率によって香水の香りの持続性などといった特徴が決まってきます。

なお、アルコールを使用せず、キャリアオイルなどを使用しているものは香油またはパフュームオイルにあたります。

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