香水にまつわるエピソード

1954年に公開された映画、「麗しのサブリナ」でオードリー・ヘップバーンの衣裳をジバンシィが手掛けたことで生まれた「ランティルディ」という香水があります。オードリーはこの香りを非常に気に入って、他の人に売らないで欲しいとまで言ったとか。

 

記者会見で寝るときに何を着て寝ているのか?と聞かれたマリリン・モンローが、「シャネルの5番よ」と答えたことはあまりに有名です。シャネルのNo.5は、デザイナーのココ・シャネルと調香師のエルネスト・ボーが出会ったことによって生まれた革新的な香水で、今でも世界で最も売れている香水だと言われています。

 

映画の中にも香水はよく登場します。「羊たちの沈黙」では、ジョディ・フォスター演じるクラリスが刑務所に収監されているアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士に会いに行ったところ、レクター博士はクラリスがつけていた香水をニナリッチの「レールデュタン」であると言い当てるシーンがあります。また、「風と共に去りぬ」では、ヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラがコロンでうがいをしてアルコールのにおいを消そうとするシーンがあったり、「ワーキング・ガール」では、シガーニー・ウィーバー演じるキャサリンが、恋人をベッドに誘うためにゲランの「シャリマー」をつけるシーンがあります。

 

2006年には「パフューム ある人殺しの物語」という映画が公開されました。孤児であった並はずれた嗅覚をもつ男が調香師となり、究極の香りを求めていくが、男が作りだす香りによって人々に憎しみや狂気が生まれていき、ついに連続殺人事件まで起こってしまうというストーリー。公開当時は衝撃的な内容に賛否両論でしたが、ここまで香水がストーリーの軸となっている映画は他にないのではないでしょうか。

 

また、世界大恐慌で世界中が沈んでいたとき、ジャン・パトゥが友人や顧客を元気づけようと作った「ジョイ」という香水があります。ジャンの希望する通りに調合しようとするとどうしても原価がかかりすぎてしまうと言った調香師に対して、「価格は問題ではなく、世界でもっとも高価な香水として女性たちに捧げよう」と言ったそうです。この一言に余って、豪華で贅沢な香水が生まれたのだとか。

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